人気ブログランキング |

◆福岡県公立高校入試の傾向と対策


こんにちは。冬期講習3日目です。
今日は日曜なので、小6・中3・高3の受験学年のみ授業があります。

さてと。

公立高校入試の翌日、問題分析とアドバイスをホームページ上で発表したものです。現中3受験生のみなさんは、ぜひ参考にしてくださいね。
 
2012福岡 国語 分析と傾向

全体の得点率としては、「昨年並」だが決して易しくない。
以前は比較的得点しやすい教科であった国語だが、数年前から、自分でまとめて短文で答えるという記述形式が増えたことにより難易度が上がっている。「時間との戦い」という側面があることに気をつけたい。また、古典に関しては、今年は漢文ではなく、古文であった。短歌を盛り込み、練り上げて作られた新傾向の良問である。配点も例年より高くなった。
一現代文・説明文(15点)問四の記述は難しい。二古文(15点)二つの古文を対比させながら読み解く。短歌も出題された。特に問六は難しい。三現代文・随筆(16点)本文は長くなったが、やや易しめか。四作文(14点)「インタビュー」について。三段落構成で、条件通りに文を作る。

国語の対策とアドバイス
 
問題の量、質ともに手強い。最初の試験教科だけにリズムに乗りにくいということもあり、時間配分を間違えると命取りになる。まずは文章を読むことに慣れ、読解スピードをあげていくこと、さらには記述問題への対応力を磨く練習が不可欠である。
二古典は古文なのか漢文なのか、また融合問題なのか、予想できないため、いろいろな問題に触れておくことが必要。
一と三の現代文の読解問題は語句指定の記述問題がやっかいなところ。その指定語句をヒントにして答えを作る。
四作文は15分以内で書き上げる練習をしておきたい。
今後は文法も含めた国語の総合力を養い、安定した「読み・書き」の力と「スピード」をつけておくことが必要だ。


2012福岡 数学 分析と傾向

大問の構成(6問)は昨年と同じであったが、1の小問題数が1問減少した。さらに3が式による証明から、移行措置内容の「資料の整理」を読み取り記述する問題へ。難易度はそう高くなかったが戸惑った受験生も多かったと思われる。2方程式文章題、5平面図形の証明の記述解答は例年通りである。ただ、2方程式文章題は2次方程式から連立方程式に戻ったが題意がつかみにくく、正解率は50%以下になりそうである。「確率」の難度アップや「空間図形の位置関係」が出題されず、得点源が減少。逆に記述や高難度の問題への配点増加などにより、数学の平均点は昨年に比べて3点程度下がり、30点前後になると思われる。

数学の対策とアドバイス

1の計算・小問が60点満点中22点(昨年より2点減)あり、ここで確実に得点できる基礎力をつけておくこと。さらに今後は基礎問題レベルが上がることも予測されるので、1ランク上の問題までマスターしておきたい。また、文章題や証明などの記述力も必要なので、十分練習しておく必要あり。長い行数の問題を正しく読み、素早く意味をつかみ取り、考える訓練も重要になってくる。さらに、旧教科書で学習した新中3、中2は移行措置内容には特に注意が必要である。上位校志望の場合、高得点が必要になるが、そのためには文章題や関数を早めに仕上げ、中3単元の相似・三平方を使った平面図形・空間図形にも強くなっておくことが必須条件である。


2012福岡 社会 分析と傾向

平均点は昨年並みになりそうだが、近年の「難化」傾向は変わらず。要因は記述の増加と出題内容の深さにある。
大問構成は従来どおり6題だが、出題傾向には変化があった。また、問題用紙と解答欄が整理されたため、紙面のゴチャゴチャ感がなくなったため、ケアレスミスは減っただろう。ただし一問一問が重くなり、特に地理が難しくなった。その分、歴史がやや簡単に感じるが、その歴史でさえ記述問題はかなり深い内容だ。「社会科」の総合的な思考力を問う問題が多い。
【歴史】 1(古代・中世・近世)比較的解きやすい。2(近代・現代)問3の産業別人口、第三次産業を選ぶのが難しい。
【地理】 3世界地理・4日本地理。帯グラフを書かせる新傾向もあった。また、各地域の確かなイメージが求められている。
【公民】 5昨年かなり難化した公民。今年は人権や政治が少なく、経済や財政、時事的な要素を含む出題が多く占めた。
【記述】 6総合力を試す記述問題。環境や食糧に関する問題がどんな影響を及ぼすかを考えさせる問題。比較的平易。

社会の対策とアドバイス

来年以降、本格的な教科書改訂を受け、より深い知識と総合力が求められることになる。
今年度入試問題を見ると、既にその傾向が出始めており、教科書の細部にまで注意が必要である。西岸海洋性気候、税の直間比率、各地方・各県のイメージ、作図等が出ている。基礎知識を問う出題は、ごく少数に留まり、記述形式がますます増えてきている上、おまけに年々難化している。
社会科という教科特性に沿って本来求められる力を推し測ろうとする内容へ移りつつあるため、机上の勉強だけでは通用しなくなってきたと言える。ニュースがそのまま出るわけではないが、それに関連する知識は今後も狙われそうだ。
最後に新中3生にワンポイントアドバイス!歴史の学習は教科書を深く勉強すること。地理は地図帳や資料集などの統計資料も活用してほしい。公民は国際社会の動きや経済の動向に関心をもち、その大枠だけでも知ろうという気持ちがほしい。受け身でなく、主体的な学習を求められている。


2012福岡 理科 分析と傾向

今年も大問8題の構成。昨年に比べると移行措置内容からの出題も多くなく難易度は下がった。計算問題もほとんどなく、受験生からも易しかったとの声が多かった。しかしながら、設問ごとに見ると過去にはない形式のものも含まれている。
1ではシダ植物(移行措置内容)の地下茎と胞子のうに関する出題。光合成を『無機物』という指示語を使って説明させるなどしっかりとした理解が試されている。
4がイオンの問題(移行措置内容)。水酸化ナトリウム水溶液に電圧をかける実験。ここが一番の難問だったが、当塾では直前に類題をやっていたので理解できたのではないだろうか。

理科の対策とアドバイス

全体的に応用問題と呼べるものは、4の問1くらいであり、他はすべて基本問題。質問内容に変化があったため成績下位の生徒はてこずったかもしれないが、中堅から上位の生徒には易しかったはず。特にTOP校受験者には満点に近い点数が求められる。
【新中3生にアドバイス】 移行措置期間を終え、理科は範囲がかなり広くなった。そのすべての範囲の基本内容をしっかりとおさえなければならない。特に中3の学習内容は深いので、中1・中2の復習に充てる時間がどうしても不足してくることが予想される。春休みと夏休みの過ごし方が以前にも増して勝負を分けることになるだろう。


2012福岡 英語 分析と傾向

読解問題の比重が増え、一つ一つの選択肢の英文も長くなるなど、以前よりも高い英文読解能力が求められる問題となったため、やや難化したと言える。
1(リスニング)聞き取って英文の空欄補充をする問題が難しかった。読まれる英文も、受動態が含まれるなど以前に比べてリスニング問題全体の難易度は上がっている。
2(対話文選択)形式、難易度とも例年通り。
3(対話文読解)対話文の空欄に適切な英文を入れる問題は、3年続いた形式から以前の解きやすい形式に戻ったが、内容の要約文中の適語補充はかなり難しく、その配点も1点から2点に増えたことで平均点を下げる要因となるだろう。
4(長文読解)配点が15点から17点に増え、日本語による記述問題(問われた内容を含む英文の和訳)が1題増えた。和訳する英文が長く、難語も含まれるため難しい。
5(自由英作文)語数が25語以上から30語以上と増えたものの、「制服についてどう思うか」というテーマは比較的書きやすかった。

英語の対策とアドバイス

新指導要領の教科書で、英単語・文法事項・英文の量が増えることにより、今まで以上に英語の総合力が求められる今年のような問題が今後も続くと思われる。
リスニング問題については、日頃から英単語の意味だけでなくその発音も正しく覚え、教科書などのまとまった英文を音読する練習などで、カタカナ読みでない実際の発音に慣れておく必要がある。ラジオやインターネット、オーディオプレーヤー等メディアを活用して、生きた英語にふれる機会を増やそう。
英文読解については、何となく意味をとらえるだけでは不十分で、そこに含まれる動詞の語法(後ろに前置詞がいるかどうか、動詞+人+toの形で使うなど)・文法事項を正確に把握した上で、それに沿って和訳していく英文解釈力と、まとまった英文を限られた時間内に読む速読力の両方を鍛えておく必要がある。また、あるまとまった英文を書くための文法知識の習得のため、文法問題での反復練習が1・2年生では大切となる。


改めてこれを読むと、あのときのいろんなことを思い出します。009.gif

来春の福岡県公立高校一般入試は2013年3月12日。あと78日!!
(公立必勝日曜特訓は1月13日スタート、勉強合宿は2月22日出発です。)


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

e0114015_1955487.jpg◇ちくしの進学教室 公式ホームページ
◇喋ログ.TV ちくしんスタッフとその愉快な仲間たちが
本音を語る動画サイト。参加者希望者?随時受付中(笑)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
by ch-imai | 2012-12-23 11:26 | ちくしんドキュメント