2014年 01月 21日
◆中学部の作文添削指導
「年に3回、講習会時に実施している中学部の作文添削指導ですが、公立高校入試の国語の問題に即した形に変更することに決めました。この冬の講習会から業者とシステムを移行し、福岡県入試の国語の大問4に合わせた内容と採点方法を導入、より実戦的な作文力を身につけていく・・・」
確か11月の塾報(ちくしん通信)でアナウンスしておりました。
今日はこの件に関して書いておきます。
まず、前提として。
福岡県公立高校入試の国語は、
例年、大問4つで構成されています。
大問1が説明文、2が古典、3が随筆、4が作文ですね。
入試動向を見ていると、
国語は明らかに難化傾向であり、
また、今や国語は、
最も侮れない教科になってきた!と言えるかもしれません。
読解問題における「記述解答の増加」が要因です。
読むスピード、解く(言葉を紡ぐ)スピードが遅いと致命的です。
一番怖いのは、
「時間が足りなくなって、大問4(作文)が白紙・・・」、これです。
ここ数年は、作文の条件面や課題そのものが難化してきましたので、「時間はあったけど、わからなくて書けませんでした・・」ということもありますが、ま、それはさておき、大問4(作文)の配点は60点満点中の14点!取り損ねたときのダメージは計り知れません。
今回の大学入試センター試験でも同じことが言えますね。
国語の平均点が低くなりそうです。
素早く情報を処理するチカラが試されています。
国語は母国語であるがゆえに、「勉強しなくてもなんとかなる」という感覚を持ってしまうのが陥りやすい間違いです。他教科と同じく、時間を計って解く練習が絶対に必要です。
さて、話を進めます!
国語力を測るためには、やはり「作文力」を試すのが一番!
「作文を見れば国語力がわかる」と言われるくらい、一目瞭然です。
その子の学力全般や人間像が、
そうですねぇ、70%くらいわかっちゃうでしょうか。
ちくしんでは、小学生は年に6回、中学生には年に3回、
作文添削指導をプロの専門家にお願いする形で導入しておりますが、
今回の中学部の作文指導に対するテコ入れは、
中1の段階から高校入試に向けた下準備をしていくのが狙いです。
塾生にもそのへんを説明したうえで、冬期講習では作文を書いてもらいました。
いつもよりしっかり書いているように私には見えました。
で、ついに一昨日、
業者からの添削済み作文が返却されてきました。
開封のとき、なぜか妙にドキドキ(^^;
・ ・ ・ ・ ・
なかなか手厳しい添削が返却されてきました。
予想以上です。
でも、これくらい、厳しめの方がいいですね。いいと思います。
今回の冬期講習が初めての試みだったので、次から学年に合わせて、もう少し課題テーマの難易度を調整したうえで、取り組ませていきたいと思います。
◆中1(筑紫野中・男子)の作文添削 ※クリックすると拡大表示します。
◆中2(筑山中・女子)の作文添削
◆中3(天拝中・女子)の作文添削
これだけ丁寧な添削をしてもらえるのは有難いことですね。
このように、中学部の作文添削指導は、
入試の国語を意識した題材で今後も取り組んでいきます。
地味な改革ではありますが、秘かに地力をつけていく大作戦です。
それでは。
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