2015年 09月 10日
◆5年前と現在と5年後
教科書は4年に1度、改訂されます。
今年は小学生、来年は中学生の改訂年度にあたります。
(オリンピックイヤーごとに教科書改訂と覚えておくと便利(^^;)
今回は部分改訂ですので、
大きな中身の入れ替えはありませんでしたが。
国の方向性や入試制度等を鑑みて手直しが施されていきます。
さて、
新学習指導要領に基づき、移行期間を経て、
現在使用中の「脱ゆとり」色の強い教科書に変わったわけですが、
塾現場で見る学力はどうなっているかといいますと...
「さらなる二極化が進行中」です。
小学校教科書が中学校内容とリンクする部分が増えたことで、
中学生の学力格差がより一層開いてきたように思います。
つまり、少々手厳しい言い方をしますと、
小学校段階での遅れや躓きが、
中学3年間では取り返しにくい状況になりました...
ということは、
その先、高校を経て大学へ!と進路を考えたときはさらに...
小学校の「あゆみ」ではわかりにくいのですが、
3、4年生あたりから点数のバラつきが顕著になります。
そして、その要因が、
水面下で進行する「見えない学力差」の部分が大きいから厄介です。
(表現力、論理的思考力、暗記力、知識を活用するチカラ等々)
やはり、小学生で身につけておくべき「基礎」の重要性を感じます。
2020年の大学入試抜本改革に向けて、
今、学校教育も「大転換期」を迎えています。
(私たち世代の入試とは全く異なるシステムになります)
それにともない、
中等教育の学校現場では、
従来の指導方針やカリキュラム内容の見直しに迫られています。
特に私立の中高一貫校の場合、
受け入れた小6生の出口が大学になりますから、
2020年に向けて早急に中身を作り上げていかなければなりません。
今朝、東明館の塾対象説明会に参加してきたのですが、
その中で校長先生がお話されたことが耳に残っています。
これから先の21世紀、
入試や就職等も含め例外なく、
「人が人を選ぶ時代になる」と。
「我が子が選ばれる人になる」ために、どんなチカラが必要なのか...
絶対の答えがある問いではありませんが、
保護者の皆様も一度考えてみてくださいませんか。
これからは他人と同じであることで安心感を得る時代ではなくなります。
5年後、2020年の未来を想定して、
私も今後の教室運営を考えていきたいと思います。
それでは。
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