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最高裁判事の国民審査って、制度としては形骸化しちゃってるのが問題だよね・・・

と、昨日の中3の授業でぼやいたところだったので、新聞を見て驚きました。

今日の朝刊、ご覧なられましたか?
「一人一票実現国民会議」の特大意見広告!

次回、国民審査を受ける最高裁判事7名のうち、6名の裁判官の名前を挙げ、彼らは一人一票に反対の立場だから辞めさせよう、というものです。
趣旨に賛同する有識者や著名人の名前もズラリ。紙面上には、最高裁判事・デタラメ・切り抜きという3つの大きな言葉が踊っています。


この記事は「国民審査」という制度を生徒に考えさせるにはいいでしょう。
確かに、一人一票の平等選挙は大原則ではあります。が、しかし・・・026.gif

最高裁判事も一人一票に反対しているのではなく、現実的に今の選挙区割りでは難しいという認識の上に、おそらくそういう見解を示しているのであって、それも、その一点(一票の格差問題)だけに焦点を絞り込んで民意を傾けようというのが見えて、少し危うさを感じてしまいました。私の取り越し苦労ならいいのですが・・・。


「新聞」という媒体の持つ強さは圧倒的であるからこそ、記事を鵜呑みにせず情報に対するリテラシーを養わねばなりません。現に小学校高学年の国語の教科書には、「新聞の読み比べをしてみよう」という項目も出てくるなど、現代社会に必要なチカラを養う試みも導入されています。

ただ、今日のような意見広告の場合、他社の新聞との読み比べもできないわけで、企画者側の意図がストレートに反映され過ぎるという懸念があります。だから、少し怖いのです。


034.gif情報をどう見るか、別の角度からどう捉え直すか。

現代社会において、このチカラは「公民」としての資質の重要な部分となってきました。
 
その上で、やはりこっちかなとか、いや、どっちかと言えばこっちだという意見を持ち、第三者的にならず、選択する勇気を持つことが大事ではないか、と思います。


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「政治なんてどうでもいい」とあっけらかんと言い放つ中3に対して、
少しでも深く切り込み、考える時間を作りたいと思い、
近頃は、NHKのハーバード白熱授業っぽい授業を盛り込むよう心がけています(^^;

でも、サンデル教授のようには上手くいきません(苦笑)
 

一票を持つ有権者となる前に、公民の一人として社会に出る前に、
民主主義って何だろう? 正義って? 国家って?と考えられる人に育ってほしいですね。


急に肌寒くなってきましたね。
みなさん、風邪などひかれませんように。

では、今日はこのへんで。001.gif



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by ch-imai | 2011-09-21 15:29 | ちくしんドキュメント