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今日は国公立大2次の後期試験!

今年度受験シーズンのラスト入試になります。
高3受験生が最後の力を振り絞って頑張っていることと思います。



009.gifさて、昨日の公立高校入試問題の分析です。

◆国語

【分析】 出題構成は例年同様、1説明文(15点)、2古典・今年は漢文(15点)、3随筆(16点)、4作文(14点)である。ここ数年、語彙力や文法力を求める小問が定着してきた。全般的に見て、今年も記述形式が多く、制限時間を考えると難易度は昨年並み。近年の難化傾向は続いている。
以下、大問ごとの分析。大問1は読みやすいが解きにくい問題だった。漢字は小学校高学年で学習する漢字を押さえておきたい。大問2は漢文の出題。昨年の古文より解きにくい。問五の現代語で要約した文章に、自分で考えて文を入れていくのは難しい。大問3は本文自体の内容が読みづらく、特に問五・問六は難しかったはずだ。大問4の条件作文は「話し合い」がテーマ。昨年の「ことわざ」より易しくなったが、書くための時間が残っていたかどうか。

【対策】 国語は差がつく教科になってきていることを、まずは肝に銘じましょう。現中2や中1の生徒も、一度、入試問題に挑戦してみることをオススメします。「読める」というのと「解ける(書ける)」というのは違います。定期テストとは異なり、初めて見る文章を、大問1つにつき約10分で乗り切っていく処理スピードが求められますから、当然それなりの訓練と慣れが必要になります。
①知らない言葉にたくさん出会ってください。そのためにも読書や新聞で活字に触れる機会を増やしていきたいものです。
②古典(古文・漢文)は、短くておもしろみのある文章を選び、まずは音読から始めよう。
③読解問題は本文からの抜き出しではなく、自分の言葉で書かせる記述形式が増えています。日頃から空欄にせず、必ず書き込む努力をしましょう。


◆数学

【分析】 大問の構成(6問)や小問数および配点は昨年とほぼ同じである。大問1は計算と小問。ほぼ昨年並みであるが、確率や資料の問題に難化傾向がみられる。記述問題としては、大問2の割合に関する文章題、大問3の式による証明の問題、大問5の平面図形の証明の3か所、昨年比+2点の計16点分であった。特に、大問3の問題はここ2年「資料の整理」の問題が続いていたが今年は1の小問として出題され、3年前までの「式による証明」に戻った。また図形問題については、昨年は4点問題で2問、正答率1%以下の難問が出題されたが、今年はやや易しめ。しかし大問4~6の関数・平面図形・空間図形で得点源になる問題が非常に少ないことや、高い計算力や発想力が必要な問題が随所に盛り込まれており、またそれによって時間配分のミスが起こりやすかったことなどを考慮すると、数学の平均点は昨年より低く、50%を割り込み、記述の採点基準によっては28点前後になると思われる。

【対策】 1の計算・小問が60点満点中22点あり、ここで確実に得点できる基礎力をつけておくこと。さらに今後は角度、資料、確率など小問の難化傾向が続くことが予測されるので、1ランク上の問題までマスターしておきたい。また、文章題や証明などの記述力も必要なので、十分練習しておく必要あり。長い行数の問題を正しく読み、素早く意味をつかみ取り、考える訓練も重要になってくる。また、今後さらに教科書移行内容を使う問題が増えてくる可能性もあるので注意が必要である。過去の問題もよく練習しておき、特に上位校志望の場合は高得点が必要になるが、そのためには素早く確実な計算力をつけておくこと。また、文章題や関数を早めに仕上げ、中3単元の円の性質・相似・三平方を使った平面図形・空間図形にも強くなっておくことが必須条件である。


◆社会

【分析】 大問構成は従来どおり、1と2が歴史(20点)、3と4が地理(20点)、5が公民(14点)、6が時事問題的な要素を含む記述問題(6点)である。全体の印象としては、歴史と地理に平易な問題が増えて、解き易くなったと言える。記述解答の問題もそれほど難しくなく、平均点は少し上がりそうである。きっちりとした傾向と対策が取れていれば、点数をまとめられるだろう。
1歴史(前半) 問4のイでひっかかる受験生が出るだろうが、それ以外は解き易い。 2歴史(後半) 問2のイでQの護憲運動を選べたかどうか、問5の大戦景気を特需景気と取り違えなかったかどうか、この2問がポイント。 3世界地理。アメリカの農業やEUに関する出題もあった。今後、こういった地誌的な出題が増える可能性もある。 4日本地理。昨年より易しい。 5公民。昨年から一転して、国際社会や環境問題から多数出題された。日銀の公開市場操作の説明も図があるため記述しやすい。 6人口の減少が続く地方の課題と取り組みを考える良問である。問2・問3の記述問題は、真の社会科の力を求めている。

【対策】 ここ数年、入試問題の難化傾向が続き平均点も低かったが、昨年今年とやや回復している。ケアレスミスが起こりそうな箇所も少なく、過去に同じような問題も出ているため、傾向と対策を積み上げてきた受験生は、解き易く感じたはずだ。ただ、単なる丸暗記で解ける問題は少なく、基礎知識を関連づけて覚え、使いこなせるようにしておくことが必要である。また、記述形式解答が多いことも頭に入れておきたい。最後に新中3にアドバイス!
①歴史の学習は用語を正確に覚えることが大切。その際、時代や関連する人物もセットにしよう。
②地理は地図帳や資料集などの統計資料を活用しよう。
③公民は特に世相を反映した出題が多いので、テレビでもニュースやドキュメンタリー番組も見るようにしよう。


◆理科

【分析】 今年も大問8題(生物・化学・地学・物理から各2題)の出題。記述問題、作図問題もバランスよく出題されている。解きにくい問題の数は減ったが、注意力が試される問題もあり、平均点の上昇は少しだけにとどまると思われる。1は中1の植物の内容。基本問題の出題だった。2の問2は刺激による信号の経路の記述問題で、3行にわたる長い解答が求められている。3の問4では問題文の加熱によりの語句があるので解答は熱分解。問題を丁寧に読む力が大切。4は今年もイオンの問題。モデルの問題ではイオンのモデルだけでなく、水分子のモデルも描いてしまった受験生は多く、ここも注意力が試されている。5問1は大陸と海洋の風の問題で難問。ちくしんでは入試前々日の日曜特訓で取り扱っていた。問2で実際に等圧線を引く問題が初めて出題された。6問3では金星の満ち欠けと見える大きさの問題でやや難問。7は凸レンズの問題で作図などを含めて難問。これも前々日の日曜特訓でほぼ同じ問題を解いていたので、できた生徒は多かった。問2の記述問題が『像ができない理由』を書かせる記述問題で受験生は苦戦したと思われる。8問1の速さを求める問題はパターンを変えての出題で難問。問3の記述は深い理解が求められていてこれも難問。全体的には基本問題が多く、低得点者の層の得点率は上がるものの、高得点を取ることは難しくなったのではないだろうか。

【対策】 当塾ちくしんでは、日頃から、公立入試を常に意識し、記述力や計算力、単なる知識だけではない深い理解を求めて授業を展開しています。理科は全ての分野・単元を理解しなければならない科目です。今抱えている苦手単元の克服を後回しにせず、日頃から取り組んでいく姿勢が大切です。新学期が始まると中3内容も深くなりますので、1・2年内容の復習をしていくのは大変です。春休みから、復習に取り掛かろう!


◆英語

【分析】 全体的に難問は少なかったが、一つ一つよく練られた問題で常に様々なことに配慮して解く必要があり、楽に解ける問題が少なかった。平均点はほぼ昨年並みと予想される。1(リスニング)形式は例年通りだが、地図や図表など、問題中の情報量が多くなる傾向にある。2つの交通手段を組み合わせて目的地までの運賃を計算する問題は、同時に様々な処理を要求されるため、かなり難しい。内容要約文の空欄補充問題もやや難しく、excitingやsickが書けたかどうかが分かれ目。2(対話文選択)形式、難易度とも昨年並みだが、会話の状況や話し手が誰かを押さえておかないと思わぬ間違いの危険も。3(対話文読解)問1の空欄補充は例年並み。問2の語句整序問題は①の〔主語+動詞~による後置修飾〕の表現が難しかった。問3の要約文の空欄補充は昨年同様に自分で考えて英単語を埋める形式でbecause, forget(別解も可)という、書ける書けないの差がつく問題。4(長文読解)昨年に続き国際協力をテーマとする長文で、単語や内容がやや難しめ。指示語問題は探しやすいもののuniversityの意味を知らない受験生もいただろう。日本語記述問題は下線部の近くからでなく文章全体から探す必要があるので、少々面倒。空欄補充問題は文脈から自分で動詞(meetなど)を補うが、漠然としており答を絞りにくい。全体的に難しめだが、難易度は昨年並み。5(自由英作文)昨年同様30語以上だったが、テーマが「海と山のどちらが好きか」と書きやすかった分、配点8点の自由英作文で点数を稼ぐことができ、他の問題で落とした分を挽回できたのではないか。

【対策】 昨今の英語の問題は、単語や英文の意味を正しくとり、その表現が使われる状況や英文の文脈を押さえながら、文法等に配慮して問題を解く必要があり、語彙力・文法力・長文読解力・表現力・リスニング力と総合的な英語力を求められる。いわゆる受験英語ではない、具体的なある人物がある状況で使うことを想定した生きた英語に近くなっているため、表面的に訳語を当てただけの浅い理解では不十分である。そのため、まずは正しい英単語、英文法をきちんと身につけることが何より大切である。英単語を覚える時には、①正しい発音とアクセント②品詞(名詞・動詞・形容詞・副詞など)と意味③実際に使う場合の文例の確認を必ずしていきたい。特に動詞はその後にどんな語を置くかという語法を必ず押さえよう(talk with 人/talk about 物/tell 人物/tell 人to~など似た意味でも語法は様々)。英文法はまず基本事項を正確に暗記し(進行形はbe+~ingなど)、例文を覚えながら実際に使うことを想定して身につけておこう。リスニングは、ただ聞き取れるかどうかでなく、聞きながら図表を読み取って必要な情報を取り出したり計算したりする必要があるので、後で再考できるように、聞きながら重要と思われる内容を適切にメモする練習も必要である。また、英単語を単独で読む時の発音とまとまった文として読む時の発音は異なることに注意(help me with→ヘルッミーウィスと聞こえるなど)。携帯機器などもうまく使って、実際に生きた英語を聞く機会を増やしたい。長文読解はテクニックに頼らず、日頃の学習の中で一文ずつ丁寧に訳したり、逆に細かい点にこだわらずに段落ごとの大意を取ったり、いろいろな読み方で練習しておこう。その際、代名詞の指す内容を確認すること、空欄補充問題では選択肢があってもまずは自分で予想すること(これは国語でも!)を心がけよう。大学入試同様、限られた時間内で多くの情報を処理する能力が必要なので、文法も長文も反復練習を地道に続けることでしか実力はつかない。



以上です。全体的な総括としては、やはり難化傾向は続いており、付け焼き刃の勉強では歯が立たないということです。特に、理系教科が難しくなってきており、数・理の平均点は30点を切りそうです。県内平均点はちょうど半分の150点あたりになりそうですね。

合否は内申点との兼ね合いで決まりますので、一概には言えません。また自己採点と実際の点数には、記述形式が多い分、多少なりとも開きがあると思われます。
ボーダーラインは、倍率を加味して、筑紫丘が240点あたりでしょうか。そこから各教科5点分ほど下がって春日、さらに同じ程度の点数分下がって筑紫となりそうです。筑紫中央が170点前後、朝倉が160点前後、武蔵台で平均点あたりになろうかと思いますが、ただ、合否は発表の瞬間まで誰にもわかりません。



そのときを待ちたいと思います。


それでは。




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by ch-imai | 2014-03-12 16:05 | ちくしんドキュメント